
「商売道・伊吹流」
「商売道」
「なぜ、業績を上がらないのか?」
「不景気なのに、なぜ、あの会社の業績は上がるのか?」
「どうすれば、自社の業績が上がるのか?」
いままで、欧米のものを多く取り入れ、数々の成功を作り上げた経緯のなか、
私たちはどうしても「欧米流」の「理論的なもの」=「成功法則」と感じてきました。
業績を上げるにはマーケティングだ! ところがです。
アメリカで生み出されたマーケティング理論を「知識」として得ただけでは
業績が上がったりするものではない。ということがハッキリしてきました。
欧米で、マーケティング理論が生まれたのは1960年ごろ。
自己主張を善しとする欧米文化の中で活用できる「自然科学的理論」です。
ところが、日本では独自のマーケティング理論が1600年頃に生まれていました。
「石田梅岩」の「石門心学」というものです。こちらは欧米の理論とは違って
社会と協調することを善しとする日本文化の中で活用できる「社会科学的心得」です。
なぜ、アメリカの「マーケティング」という「自然科学的理論」が日本で通用しないのか?
それは、文化の違い、お客様の性格の違い、働く人の価値観の違い・・・
自然科学的理論は「勝利のための知識」「正論を貫く理論」と呼ばれています。
親子が一緒に生活できるかどうか、さえ「裁判所」で決められ「理論で割り切る文化」
そういう感覚の地域だからこそ活用できるものなのかもしれません。
では、日本の「石門心学」という「社会科学的心得」とはどんなものでしょう?
石田梅岩は多くのメッセージを残していますが、代表的なものは「負けるが勝ち」。
社会科学的心得は「道理より義理」・「正論・理論より人間感懐」が基本。
さらに「論より証拠」などという言葉もあります。理論より「事実」を優先するわけです。
400年も前から「正論」「理論」より優先すべきものがあるという文化があったのです。
日本の産業文化は「職人文化の集大成」と言っても過言ではないかもしれません。
「理屈を並べる」だけでは日本では成功しずらいのです。
逆に言えば「職人的」に「仕事・経営手法」を身に付ければ業績が上がることになります。
実際、多くの企業が「経営手法の修得」を行い、業績を上げている事実があるのです。
「伊吹流」
電通のマーケティング局からアメリカに留学した伊吹卓は、アメリカで愕然としました。
「アメリカに行けば売れるかがわかるはずだ!」と胸を膨らませて渡米した結果、
あったのは「売れるかどうかなんてわからない」というアメリカのマーケッターの答でした。
「マーケティング理論では売れない」と、マーケティングの本場のアメリカの、
マーケティングを専門としている人が、ぬけぬけと、面と向かっていったからです。
ただ、何も手に入れずに日本に戻ったわけではありません。
デザインの神様と言われていた「レイモンド・ローウィ」という人の事務所で、
「どうすれば売れるのか?」を学んできたのです。ローウィの手法とは?
実は「日本流商売術」だったというから、ビックリしてします。
残念なことに、デザイン職人のローウィは「理論」を持ち合わせていませんでした。
しかし、そこには「売れるためのデザイナーを育てる方法」がありました。
その「修得方法を理論立てて整理したもの」こそ「伊吹理論」なのです。
ここで気をつけていただきたいことがあります。
「伊吹理論=成功者を育てる理論」であって「理解すれば成功する理論ではない」
ということです。「職人的に仕事を修得すれば、成功する確率が上がる」
この理論を日本で最初に実現したのが男性化粧品の「マンダム(現在のギャツビー)」
そして、業界をひっくり返してしまった「スーパードライ」なのです。
お気付きのかたもいらっしゃると思います。
「理解では成功はしない」「修得してこそ成功がある」
これは、日本だけではなく「アメリカ」でもそうだったのです。
ましてや、アメリカとは異質の価値観を持っている日本です。一筋縄ではいきません。
日本では「本当に売れるものを作れる職人」が、ことに当たらなければ、
「業績を上げる」ということは、不可能なのかもしれません。
私たちが「業績を上げるためのマーケティング」を追求した結果、
そこにあるべきものは・・・
「売れる技術を修得するのための道場」しかないという結論に達したのです。

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