「加納 光」の Blog

「マーケティング」に関するメモ



2016.05.16

リサーチ

By Kanou Hikaru

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「斎藤道三の経済情報収集術」

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私は「商売上手の経営者」を研究して35年になります。そのうち25年は「商売上手の経営者の研究をしていた師匠」について「商売上手の経営者の研究の仕方」を学んできました。かといって特段むずかしいことをしてきたわけではありません。

100名の経営者が、その場にいたら「本当に儲かっている会社の社長」は「4〜5名」しかいません。そこそこ儲かっている会社の社長が15名程度・・・ 私は、そういう社長に特化して、そういう経営者の「行動パターン」を調べてきた・・・とまぁ、こういうことです。

35年、こういった研究をし続けてきて思うことがあります。トクにトップの「4〜5名」の方々には、驚くほど「似通った行動パターンがある」ということです。ほぼ例外がないから面白いのです。しかし、こういう人たちの行動パターンは「一般人」とは違っています。

ですから、よく書店やインターネットで見かける「こうすれば うまくいく」といったパターンの話とは少々かけ離れたところがあります。冷静に考えてみてください。本当に儲かっている会社の経営者は、100名のうちに4〜5名しかいないのです。

少々儲かっている会社の経営者15人を加えても、20/100 にしかなりません。つまりは「少数派」という話になるわけです。残りの80名は「何とか会社を経営している」という多数派の方々で、そういう方々が「一般論」と言われる意見をもっていらっしゃる・・・という話になるわけです。

世の中、ほとんどの人が儲かっていないわけです。そして、その80%の人たちにしてみれば、たかだか5%の人の話は「奇妙 キテレツ」に受けとられてしまっても不思議ではないと思います。単純に多数決をしたら「多数派」の方が「正しい」ということになってしまいます。

しかしながら「その5%の奇人・変人」のみが成功している・・・という不思議な事実もあるわけです。私はマーケティングのコンサルタントをしています。マーケティングは「統計学」です。理論は「後付け」・・・「マーケティングは、とても物理的なものだ」と思っています。

市場には「理論があって、その理論通りに行うと上手く行く」という数学的なものは存在しません。市場には「流行」といった不可思議な現象が発生するからです。

しかし「売れてしまっているものは、売れてしまっている」と素直にとらえ「そこにある共通項」を探り当て、その「共通項」を「理論」と捉えていけばマーケティングは非常に鮮明で解りやすいものとなります。

「なぜ売れているのか?」「だって売れているから」・・・だったら、その売れている事実を素直に学べばよい・・・ これがマーケティングの基本的な考え方なのです。

今回は、その法則紹介の第1回目です。成功者と呼ばれる方々・・・ 具体的な数値にして表現するならば、100名中の他の95名と驚くほど大きく差をつけているトップ5名の共通項を紹介していきたいと思います。

パワーゲームが基本論であるビジネスにおいて「小さいこと」は良いことか?というと、一般論では「NO」と言われます。一般的には、大資本をベースに活動する大企業が有利・・・というのが常識と言われています。

しかしながら、常に劣勢か?というと、そうでもないのです。「小さい=劣勢=勝ち目がない」という図式は成り立っていないのです。

「チリも積もれば山となる」という言葉があります。いいえ、ここでは「チリを集めて山にしてしまう経営者は、ほとんど勝利している」と言いかえてしまったほうが、私が伝えたいことがハッキリすると思います。

小さいものを集めれば、時にして「弱者」と呼ばれる企業が「大企業」を脅かす事例も存在するのです。こと100名中の他の95名と驚くほど大きく差をつけているトップ5名の共通項は、この「小さいものを集めることで、力を集約して驚くほどの優良経営をしている」という実態が存在していることです。

実例としては、現在人気の「LINE」などが好例だと言えます。多くの人が活用し、その世界の中で「スタンプ」を参加者に販売して手数料をチャリンチャリンと手にいれたり、企業から広報宣伝費をチャリンチャリンと手に入れたり・・・ こうやって「チャリンチャリン」と手に入れた手数料収入で、あっという間に「上場企業」となってしまっています。

携帯のゲームなども同じです。これは「携帯電話のインターネットの世界」だけで起こっていることではありません。あらゆる業界の中で起こっていることです。

全国規模で展開をしている大型スーパーに、昔から地元にあるスーパーマーケットが対抗しようと「各県から数社」が加盟して作っている全国規模のボランタリー組織があります。CGCグループなどが有名ですが・・・ こういう「ボランタリーチェーン」と呼ばれる組織は、販売最前線の情報を集め、売れ筋商品を売れるように展開するノウハウを共有しています。

単純に「共同仕入れを行う」といった「合理化のメリット」を手に入れようとしていることだけではないことに勝利の方程式が隠されています。

たとえば、冬に「鍋」が売れる時は「鍋の素」や「ポン酢」だけを売ろうとするのではなく、具となる「肉や魚」、さらには「鍋用のカット野菜」などを一緒に販売するという「商品開発や陳列のノウハウ」までも共有しながら、全国の「別々の経営者が経営するスーパーマーケット」で、しっかりと販売体制を作ってしまっていることです。

こうやって「大店舗」を小さな食品スーパーが包囲網を作って対抗する・・・という「小が大を制する体制」を全国で作っているのです。ここで紹介した法則は「下克上の法則」とも呼ばれています。

下克上の代表といえば「美濃の斎藤道三」です。彼こそ、戦国時代に初の下克上を為した男・・・と呼ばれているからです。斎藤道三は「油の行商」を通して得た諸国の情報を積み上げることから「戦略的攻略」をスタートさせ、最後は美濃一国を手中に収めています。

「些細な情報を連鎖反応させる前提で集めれば、大きな成功を手に入れることができる」・・・ これを日本で最初に成功させたのが斎藤道三である・・・と言っても過言ではないかもしれません。多くのベンチャー企業に、現代の斎藤道三 的 経営者が存在しています。

そこに存在する法則があるとすれば・・・ 単に「なんでも良いから情報を集める」という話ではないこと。情報の集まり方には壮大な意志や夢、意義があり、それが対峙する競合を凌いでいる・・・という大前提が必要になることです。

「自分がトクをするだけ」ではなく、参加する全ての人にメリットがある・・・ という「GIVE」のマインドがなければ、大きな競合に勝利することはありません。成功者に共通していることは「GIVEする思いやりと、智恵と、壮大な夢・・・ この3つの梁山泊である」ということなのです。

そして、ここでいう「情報」とは「現場の生情報」のことを言います。雑誌や専門誌、インターネットといった「何らかのメディアを通った情報」ではなく、自らの足で現場におもむき、自分の「五感」をフルに活用して得た情報のみを「現場情報」と言う・・・そう定義しておきたいと思います。

カンタンに言えば「多くの困った人を助けるために、頭をひねり、大きな夢を抱き、とことん動き回った人」のみが成功者となっている・・・ こう言いかえて、この話の「まとめ」にしておきたいと思います。



ホンキで売上を上げたいのであれば、ここに紹介したノウハウの詳細をゆっくりと読んでいただければ・・・ そのように思います。ホンキで解説していますから、とっても長文ですよ・・・

「商売上手の共通項紹介 シリーズ投稿」

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それが 成功の秘訣



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