「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.01.20
約束
By Kanou Hikaru
引っかけ問題に気をつけよう
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50代なかばの「コンサルタント&ビジネスセミナー講師」を仕事にしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
「何だか上司に毛嫌いされているようだ」と感じている人が最近増えてきているようです。「いちいち毛嫌いされるの?」と直球の質問をしてみると「はい」とおっしゃる。「どうしてだろう?」と質問をすると「言われたことは、チャンとやっているんですけれど・・・」という返事を聞くことになります。
「依頼された仕事にオマケをつけてる?」と聞くと「オマケをつけなきゃいけないんですか?」とビックリした顔で聞いてくる。多いんですよねぇ・・・こういう人・・・何をするにしても「杓子定規で考えて動く」って人・・・
こういう人って、たとえば「ウソをついちゃいけない」という話を聞いたら、何が何でもウソをつかないようにしようとするんですね。もう「そのモノサシ」しかない・・・という風に考えて応用が利かなくなる。
これは「ウソをついちゃいけない」と説明した大人の「説明のしかた」にも問題があったのかもしれません。正しくは「約束は守れ」「相手に優しいウソは方便とも言うから、ウソつきと呼ばれる覚悟があるなら、自分の責任でウソをつけ」ということになるだろうと思います。
ウソになる約束があってはいけません。それは「信用問題」となります。ですから「約束」は何度し直しても「最後に約束したこと」は絶対に守らなければなりません。「やる」と約束したらやらなきゃいけないんです。
そこで期限に間に合いそうにないから・・・と期限を変更する時、相手と直接交渉して相手がOKを出しさえすれば、何度、約束の期限を変更しても良い決まりはあります。しかし相手がOKすれば・・・の話です。
一方的に「メールで連絡しておいた」などといったものはダメです。相手が承認していない約束の変更は一切ありえません。これが「仕事」と「恋愛」の絶対的なルールです。
そして「方便はOK」という話・・・ これは「お釈迦様の基準」です。私が決めたことではありませんので、詳しいことはお寺の和尚さんにでも質問していただかなければなりませんが・・・
自分の身を守るためのウソではなく、相手を傷つけないためのウソは「ウソがバレた時に、自分がウソつきと呼ばれてもかまわないという覚悟」がある人は、ついても良い・・・ということです。問題は「覚悟の話」であって「決まりごと」ではないのです。
他にも色々なことがあります。「○○しちゃいけない・・・」という決まりごとには「その奥にいくつかの選択肢がある」ということを理解しておく必要がありそうです。上司からの仕事の依頼も同じです。
「上司に言われたことだけやる」というのは「仕事」とは言わず「ガキの使い」というのです。上司から仕事の依頼を受けたら、プラス3くらいのオマケをつけておくのが「社会人の標準」だったりします。
上司に言われたことに対して「先回りした気づかいが3つできているか?」と考えてください。上司にオベンチャラを言う必要もなければ、胡麻をする必要もありません。問題は「依頼された仕事にオマケをつけているのか」ということです。
確かに、こういう「本当のこと」は誰も教えてくれないかもしれません。しかし、教えてもらえないのも標準です。知らない人がソンをするのも世の中の常・・・この投稿を読んだ人だけがラッキーだった・・・ということにしましょう。
こういうふうに「何もかも杓子定規で考えてしまう人」に気を付けて欲しいことがあります。それは、どんなことでも「○○禁止はヒッカケ問題だ」と考えること。絶対に「その通りに決まりを守ろう」などと考えないこと・・・
うまくいかない時は「どうすれば良いのかを、自分が理解していないんだな」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう考え方を、きっと「応用力」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
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