「加納 光」の Blog

「ふと感じたこと」




2016.01.25

失敗力

By Kanou Hikaru


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わからないまんま できるようになる


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50代なかばの「コンサルタント&ビジネスセミナー講師」を仕事にしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。

さて、私が講師として招かれるビジネスセミナーは、一般的なセミナーとは少し違っています。「技術修得型」といって「理解なんてしなくても良いから、とにかく できるようになる」といったスタイルで行われます。

たとえば、それが営業セミナーなら「業績が上がらなかった営業マン」の営業成績が上がります。facebookの友人でもある1人の外資系生保の営業マンは「日本国内トップの成績」を収めてしまいました。他にも凄い成果を上げた人がたくさんいます。

私が講師を勤めるセミナーでは「理解する」「暗記する」といった学校の価値観とは全く逆の「わからなくても良いから、できてなんぼ」といった価値観で評価されます。実際に「学校であまり成績が良くなかった人」のほうが「仕事では良い成果を得やすい」という実に皮肉な傾向があります。

このスタイルは師匠から25年の歳月をかけて学び取ったものです。残念ながら私が考え出した手法は「たったのひとつ」もありません。言わば「師匠の猿マネ」をしている・・・といったところです。ところが成果が出てしまう。この方法を発見した師匠は本当に凄い人だと思います。

そういったスタイルのセミナーの講師をしていると「失敗しそうなことはやりたくない」と考え身体がフリーズしてしまう受講生が最近増えてきていることに気づきます。最近、多いんですよねぇ・・・こういう人・・・何をするにしても「あがってしまう」って人・・・

私が講師を勤めるセミナーでは、1人ひとりの悩みが生まれる原因を根本的に解決するために「1人ひとり」にそれぞれの課題を与えて「1人ひとり」が「その課題」に取り組み「進捗状況をセミナー参加者全員に伝え共有する」といったスタイルで進めていきます。

当然、1人ひとりが全員の前で発表することになります。この発表で、必ず「あがってしまう人」「しどろもどろになってしまう人」が毎回のセミナーに数人います。そういう人が登場する度に「練習のプロセス発表だから失敗するのが普通だよ」とアドバイスするのです。

しかし「頭では理解しても、練習中の失敗の発表ができずにフリーズしてしまう人」が年々増えているように感じています。こういう人ほど「ホメられたい」「凄いと言われたい」「チヤホヤされたい」「キャーキャー言われたい」と思っています。失敗したなんて他人に言ったら「人間の価値が下がる」・・・そう思い込んでいるのです。

面白いもので、そういう人が「前回課題に出された○○を練習している時に、こんな大失敗をしまして・・・」といった発表ができるようになったとたん、面白いくらい業績が伸び始めるんのです。ホントにフシギな話ですが、肩にチカラが入らなくなるのでしょうね。

そもそも「どんな仕事」でも「成功と失敗」はワンセットです。「取り掛かり時点で成功」していると「最終段階で失敗する」ようになっています。逆に「取り掛かり時点で失敗」しておくと「最終段階で成功する」ようになっています。そこが身体でわかってくるとこっちのもの。

最初の段階で失敗しておかないと、最後になって成功しないのです。最初の段階で失敗しておけば、後は成功しか残っていないと思えるようになります。つまりは「先に失敗しておいた者勝ち」という気持ちになります。これがわかってくると「失敗の発表が楽しいもの」になります。

こういうふうに「人前に出るとあがってしまう人」に気を付けて欲しいことがあります。それは、どんなことでも「先に失敗しておいた者勝ち」と考えること。絶対に「1度も失敗しないように」などと考えないこと・・・

うまくいかない時は「練習で失敗するのは当たり前」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう考え方を、きっと「上昇志向」というのでしょう。

・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。

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まず 売れる人を 育てる
それが 成功の秘訣


 
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