「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.02.03
オンリーワン
By Kanou Hikaru
世界にひとつだけの鼻
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50代なかばの「コンサルタント&ビジネスセミナー講師」を仕事にしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
「あなたの長所・あなたの強味を教えてください。」というと「トクに、そういうものはありません。人並みです。」と答える元気の無い若者がビックリするほど増えてきているように思います。こういう人が年々増殖していることを不思議に思っていました。
「元気のない若い人」の話をよくよく聞いていると「ナンバーワンになる必要はないのですから、私はオンリーワンを目指しています」といった思考があることに最近気づくことになりました。このフレーズは今や国民ソングとなってしまった歌詞の1節です。
私も「世界に1つだけの花」という歌は大好きです。トクに2番の歌詞の中にある「がんばって咲いた花はどれも きれいだから」という1節と「あの日ボクに笑顔をくれた」という1節にいつも共鳴しています。
この歌詞を書いた槙原弘之さんが伝えたかったことも、きっとこれなんだろうと感じています。この歌は「周りから感謝されようとガンバっている人」に贈られている歌だろうと信じ切っています。「その花を咲かせることだけに一生懸命になれば良い」・・・ 私も、いつもそう思っています。
たいしたことはできなくとも、あなたにも「ありがとう」と周りの人たちから感謝される「なにか」があるでしょう? どんな形であれ「ありがとう」と言われる「あなたの汗」「あなたの努力」には、凄い価値がある・・・そういう風に思います。
「この中で誰が1番だなんて 争うこともしないで」というのは「周りの人の顔をつぶさない」とか「他人の思いやりを大切に感じる」といったこと・・・ 「自分も 他人のためにできることはガンガンやる」けれど「自分は凄いだろう?」などと自己アピールなんてしない・・・
そういう話なら、この歌詞にはイチイチ納得できます。ところが「自分が何もしないこと」「自分は何も努力しないこと」「自分は誰の役に立ってもいないこと」を「私はもともとオンリーワンなので、ナンバーワンになる必要がない」と「何もしない・・・」これは大きなカン違いです。
これと似た言葉に「人格」という言葉があります。「人格」の「格」には、もともと「我心を持つ自分の心の襟を正す」という意味があり、古くは「格(ただ)す」という「読みかた」をされていたのだそうです。
「人格」という言葉は「世のため人のための行動になっているか自問自答をして、自分の我欲を持った言動に自分自身で修正をかける」という意味で使われていた言葉だったのだそうです。
我心・我欲というのは「オレがオレが」「自分さえ良ければ良い」「自分がラクできれば、それで良い」「自分さえトクできれば、周りの人のことは知らない」「自分さえ叱られなければ、周りの人が叱られてもかまわない」「自分さえホメられれば、周りの人がソンをしても良い」と考えること。
確かに、そんな「自己中だらけのオンリーワン」や「自己中のカタマリのようなオンリーワン」があったら、周りの人は迷惑するばかりです。こんな話をすると「私の人格を否定した」などと言い出す人もいらっしゃいますが、それは大きなカン違いです。
「自分の中にある、自己中心的な心を自分で戒める気持ち」が「人格」なのです。「自分さえ良ければ良いんだ。それのどこが悪い」といっている人には「自己中を自己反省する人格そのもの」が存在していません。「自己中の人の中に存在しない人格」は否定のしようもないのです。
とにかく、こういう風に「自分には長所がないという人」に気をつけて欲しいことがあります。それは「周りの人に感謝されること以外で、あなたのオンリーワンを認める人は、たったの1人も存在しない」ということです。
うまく行かない時は「オンリーワンという言葉を、サボる口実で使うと全てが裏目に出る」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう習慣を意地になって続ける人のことを「本当の意味で優しい人」=「人格者」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
社会人になった人が「イイワケ」をすると、ロクなことがありません。仕事は「信用と信頼」があって成り立っています。そもそものボタンの掛け違いは「約束を絶対に守る」という意思があるかないか・・・というところから生まれます。「どうなったか」という結果にばかりこだわるところから生まれます。
とにかく「イイワケするクセ」がクセになっているとロクなことがありません。仕事にしろ恋愛にしろ、ハッピーエンドを向かえることができない悪循環にハマってしまうからです。この悪循環を断ち切るには「約束を絶対に守る大人」と一緒に過ごす時間を増やす以外にありません。
人間、同じ空気を吸っていると「笑いのツボ」が同じになります。「イイワケをしない、自信のある大人」と同じ空気を長い時間吸っていれば、どんどん自分に自信がついてきます。
とにかく、こういう風に「何もかも、ついイイワケそしてしまう人」に気をつけて欲しいことがあります。それは、どんなことでも「約束をしたら、絶対に守り抜く」「できない約束は、絶対にしない」と決めて行動することです。
うまく行かない時は「いい顔をしようとテキトーな返事をすると、悪循環にハマっていく」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう習慣を意地になって続ける人を「信頼のおける人」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
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