「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.02.04
売られたケンカ
By Kanou Hikaru
1% の才能の方が重要なんだ
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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」を仕事にしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
それは「学校に存在しなかった3つの評価ポイントが、社会には確固たるポジションで存在している」ということ。この3つの評価ポイントは、学校で習う教科のどれにも含まれていません。しかし、仕事をしていると大きく評価されるポイントになるのです。
1つは「カンの良さ」・・・ かの発明王エジソンも「1%のカンと99%の努力」が成功を招くと言っています。多くの人は「99%の努力」のほうに着目しているようですが、彼の大発明は、この「1%のカン」があってこそ成立したものです。
まず「1%のカン」が存在して、その「!%のカン」があったからこそ「99%」の努力がムダにならなかった・・・ 成功している人は、「あの時、ピンときたんだ・・・」と口を揃えて成功体験を語ります。その「ピンときたもの」に全勢力を注ぎ込んだのです。
問題は、この「1%のカン」を育てる授業が学校に存在していない・・・ということです。しかしながら、この「1%のカン」は仕事においては非常に高い評価ウェイトがあります。どれだけ学校時代の成績が良くても「カンが鈍い人」は採用されないことさえあるのです。
2つ目が「ケンカの強さ」です。カン違いいただきたくないことは、これは「暴力の話ではない」ということ。「交渉」において「弱腰」はマイナス評価の対象となります。それは上司に対する部下の姿勢、先輩に対する後輩の姿勢の話です。
上司から「この仕事をマスターしなさい」と指示を受けた時に「売られたケンカなら、買ってやる」という気概がなければ評価はドンドン下がります。「やったことがないのでムリです」とイチイチ断っていたのでは仕事にならないからです。
「そういうなら、期限までにキッチリと仕上げてやろうじゃないか」という「負けん気の強さ」があってこその仕事です。ですから「売られたケンカを買う」といった気概の強さは仕事の評価に直結しているのです。しかし、これもまた学校の授業では身に付かない能力です。
3つ目が「相手に花を持たせる能力」です。自分がへりくだるといった、言わば「謙譲の心を持ち合わせているかどうか」・・・ 仕事の世界では、これもまた「仕事の能力」としての評価ポイントになります。
なんでもかんでも「絶対に、これで大丈夫だ」という保証がなければ身動きが取れない・・・という人は「事前に予習さえしておけば何とかなる」と思い込んでいるようです。しかし、世の中にはまだ教科書に載ってない不明なものも多く存在しています。
いいえ、教科書に書いてあることは、今の世界で解っている「ほんの一握りの知識」でしかありません。それに、世の中には「自分よりも、もっともっと優れた人ばかり」が存在している事実からも目を背けてはなりません。そういう人やモノに敬意を払う気持ちが大切なのです。
こういう風に「カンが鋭くない人」「売られたケンカを買わない人」「自分より凄い人が大勢いることを認めたがらない人」に気をつけて欲しいことがあります。それは「大自然から多くを学ぶ必要がある」ということです。
「カンの良さ」は「大自然の中」で遊ぶことで養われます。「売られたケンカを買う」という気持ちもまた「大自然の中」で本気で遊ぶことで養われます。自分以外の存在に畏怖の念を感じる気持ちも「大自然の中」で養われます。
会社で偉くなった人が「ゴルフ」をしたがるのには、こういう裏付けとバックボーンがあるのです。それが「釣り」でも「スキー」でも「スノーボード」でも「バーベキュー」でも「ガーデニング」でもかまいません。とにかく「大自然と本気で向き合う」ということが、仕事と恋愛の能力を高めることは事実です。
たとえば「ウォーキング」でも良いのです。ただし・・・ ただ、歩く・・・のではなく「そこにある自然を感じながら歩く」ということが大切です。いつも歩いているコースの足下に花が咲き始めた・・・ ということを気にするか気にしないかで育つ能力は大きく違ってきます。
うまく行かない時は「自分は自然の中の一部だということを忘れていないか?」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう習慣を意地になって続ける人のことを「強くて優しい人」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
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