「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.02.12
プロの感覚
By Kanou Hikaru
「思いやり」こそ プロの常識
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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」言わば「うまくいく勉強会の せんせぇ」という仕事をしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
「自分さえ良ければ良いではないか? そういう風に考えて行動することの何が悪いんだ?」という人が増えてきました。なるほど、学校で勉強するノリで考えると、こういう考え方は非常に効率的かもしれません。しかし、それが仕事になると、まったくの逆向きの評価を受けてしまいます。
問題は、そういう風に「仕事」と「学校の勉強」の評価基準が、まったく別のものだという事実を知らないということです。これは「そういう事実」を教えなくなった大人の責任だろうと思います。見た事も聞いた事もないようなことを理解できるような人がいるワケがありません。
しかし「できていない」「わかっていない」といって事前説明のないまま部下や後輩を怒る大人が増えています。私は事前説明をしないまま、相手が何も知らない無垢な状態にもかかわらず、突然怒ったり、しかりつけたりするのはルール違反だと思っています。ですから、こうやって仕事のルールを説明しているのです。
世の中は、大きく2つの立場の人がいます。「お金を払って、ラクをしたり、トクをしたり、楽しめたり、ホメられたりするお客さんの立場の人」、そして「お金をいただいて、お客さんをラクさせたり、トクさせたり、楽しませたり、ホメたりするプロフェッショナルの立場の人」・・・
ここで「学校の先生」と「会社の上司や先輩」が同じ立場だと思い込んでいる人ほど大きな事故に遭います。「学校で学んでいたあなた」は「お客さん」の立場。会社の上司や先輩は、あなたと一緒にお金をいただいている「プロフェッショナル仲間」です。
当然、あなたもまた「お客さん」ではなくプロフェッショナルの立場です。そこをカン違いしている人ほど「何を考えているのだ?」「常識がわかっていない」と叱られることになります。怒られる内容を冷静になって考えれば、上司や先輩のほうが正しいいことがわかってくるハズです。
しかし「学校の勉強も会社の仕事も同じだろう」と「カン違い」をしている人が非常に多いことも事実です。こういった「カン違い」をしている人が陥るのが「自分さえ良ければ、それで良いではないか」という感覚で仕事をすることです。
仕事をする「プロフェッショナル」は、常に「思いを3等分して働く」という決まりがあります。「1/3は、3ヶ月後を見据えた上司のため」「1/3は、夢や憧れを抱いているお客さんの期待に応えるため」「1/3は、自分の評価を上げるため」・・・
この3つをバランス良く配分して仕事と向き合わなければなりません。カン違いをしている人は「1/3の、3ヶ月後を見据えた上司のため」「1/3の、夢や憧れを抱いているお客さんの期待に応えるため」といった「仕事に不可欠な思い」を持っていないケースがほとんどです。
「100%自分のために」という動きは「お客さん」にだけ許されていることで、お金をいただいている人は「上司のため」「お客さんの夢や憧れといった期待に応えるため」といった「2/3の行動」を除いた「自分だけのための行動」をしてはならないようになっているのです。
何だかよくわからないけれど、よく上司や先輩に「思いやりがない」とか「おまえは、いつもそうだな・・・」などと遠回しに叱られる人が、上司や先輩から注意されていることは、このポイントだけなのです。
「他人のことを考えないのか?」と遠回しに注意された時は「2/3を自分以外の人のためと思って仕事をしているのか?」と考えること・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう対応をする人のことを「標準レベルの社会人」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
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