「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.02.15
DNA
By Kanou Hikaru
順番を間違えないこと
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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」言わば「うまくいく勉強会の せんせぇ」という仕事をしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
「スランプにハマって何をやっても裏目に出る」という悪循環にハマった時は、確かに息をするのも辛くなってしまうものです。こと、このごろの若い人は、こういった「スランプ」というストレスに堪えられないという人が随分多いようです。
人は「考え方」が変わると「習慣」が変わり「習慣」が変わると「行動」が変わる・・・などといった言葉を西洋の文献から引用したがる人もいらっしゃいます。しかしながら、これは教典ありきの西洋文化から生まれた発想で日本人には不向きな方法です。
日本には宗教戦争なども存在せず、宗教の自由を当たり前だとしている日本人は、正月には神社の神様にお参りに行ったり、初日の出を拝んだり、ご先祖さまの命日にはお寺に法事に行ったり、観光地にあるお寺や神社にもお参りしたりします。
西洋文化でいう「考え方」は「教典」をさします。何もかも宗教ありき、何もかも自分が信仰する宗教の教典ありきというのが西洋の発想です。日本で言う「神様の教え」は教典にはなっていません。神社の「オフダ」は白い紙に墨で神社の名前とハンコが押してあるだけです。
こういう日本では「道の形」というものが大切にされてきました。剣道や空手道、茶道、弓道といった「道の世界」は理屈を飛ばして「形」を身に染み込ませていく。そういう「形」を習慣化しているうちに「行動」が変わり、最後に「心」ができるというのです。
つまり、日本人は「形(習慣)」が変わると行動が変わり、行動が変わってから、やっと「考え方」が変わる民族です。そこに「最初に、考え方を変えて・・・」などと不向きなことをやっても、何もかもがバラバラになってしまいます。
日本人は「スランプ」になった時に「今の自分のやりかた」ではダメなんだなぁ・・・と、やっと本気で反省をします。反省をして「自分のやりかた」を否定して「基本に立ち返る」という行動に出ます。それが日本人の体質に合っているのですから、それで良いのです。
問題が起こりやすいのは「中途半端なパニック」がダラダラと続き「うまくいかない今の自分のやりかた」に対して反省ができない時です。「このままで何とかならない」からパニックになるのですが、それでも「このままで何とかなる」と思い込んでいるからタイヘンです。
「パニック」は、日本人にとっては「基本に立ち返るチャンス」です。ニッチもサッチも行かなくなって、基本に立ち返ると「基本の1つ深い意味合い」が理解できる・・・ そういう民族なのです。
何だかよくわからないけれど「パニック状態が続いている」とか「パニックになって身動きが取れない」という人が、やらなければならないことは「基本に立ち返ること」・・・たったこれだけです。
パニック状態に陥った時は「頭で考えず、1度、基本からしっかりとやり直してみること」・・・ これさえ注意しておけばドツボにハマってしまうようなことはありません。そして、こういう対応をすることを「キャリアアップ」というのでしょう。
・・・というのが「50代なかばの おっちゃん」が25年間「多くの成功者の特徴」を研究し続けて見つけた「誰もが成功する秘訣」だったりするのです。試行錯誤の実験で確認してますから、けっこう当たっているんですよ。
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