「加納 光」の Blog

「マーケティング」に関するメモ



2016.05.30

経営戦略

By Kanou Hikaru

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「経営哲学と業績」

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その時代、その時代に「時代の最先端のシンボル」というものがあります。2016年時点の今は、誰もが「スカイツリー」をイメージすることでしょう。

私の中での「私の育ってきた時代の最先端のシンボル」は、東京の豊島区 池袋にある「サンシャインシティ」。その中でも「サンシャイン60」・・・ このビルこそが、私の思い出の場所でもあります。
 
私が入社した当時に出来上がった 東洋一の高さを誇るオフィスビル。そこに高級ホテルと商業施設、さらにコンベンションホールと水族館・・・ 

これらを複合して「シティ」と名付けたのが「サンシャインシティ」です。東洋一の高さを誇った「サンシャイン60」こそ、私が勤めていた場所なのです。
 
昨年、その「サンシャイン60の展望台」がリニューアルオープンのため一時閉鎖となりました。(「無くなってしまう」というワケではないそうですが・・・) 

何はともあれ、私が日参していた「誇るべき かつての勤務先の様子」が変わることには違いありません。
 
私は、当時、サンシャイン60に本部のある百貨店に勤務していたのです。思い起こせば、かれこれ20年近く昔の話になりますが・・・ 上司に怒られる度にクールダウンに行った展望台・・・ 

思い出のサンシャイン60の展望台の改装については、淋しい気持ちもありますが「これも、時代の流れなのだろう・・・」そう受けとることにしたいと思っています。
 
さて、ビジネスというもの、トクにマーケティングというものは「縦糸」と「横糸」が織り込むようにしてできあがる・・・ そのように言われています。

「古来から変わらない、お客様に支持され続けるための経営指針」が言わば「縦糸」、そして「その時代、その時代のトレンド」が横糸・・・
 
サンシャイン60の展望台の話は、言わば「その時代、その時代のトレンド」の横糸の話です。

そして、そこには、当然「縦糸」となる「古来から変わらない、お客様に支持され続けるための経営指針」が必要になってくるわけです。同じ百貨店でありますが、歴史ある かつての競合企業に、その好例となる経営指針があります。
 
全国に展開する D百貨店・・・ 創業から300年を越える 大阪が生んだ 老舗百貨店です。大阪の豪商であった「下村彦右衛門」が、その子孫に残した家訓の掛け軸が「10世代」を越えて受け継がれていることは、百貨店業界に勤めたことがある人間であれば、誰もが知っている話だろうと思います。
 
そして、そこに「先義 後利」と書かれてあることもまた広く知られている話です。「先義 後利」は、先に用いていただき(義を尽くし)、後に利益を得ようという意味です。

その典型となっている好例が「富山の置き薬」です。
 
まず薬箱をお客様を信用して預けてしまい、使っていただいたうえでの満足、喜びの後に その正当な対価として、お代をいただく商法のことです。

この商法の順番を、少しでも逆にすると、結果「先利 後用」となります。手に入れた利益を、その後どのように用いるか・・・という意味になってしまうのです。
 
「先利 後用」は 言うなれば「財テク」という話です。これがエスカレートした高等テクニックが「ファンド」であったり「先物取引」であったり「証券取引」であったり・・・ 

こういう高等テクニックが経済新聞紙や、金融・証券の専門誌上を日々にぎわしているわけです。
 
アメリカの自動車産業が減退化したのは1985年ごろから1995年ごろまで・・・ ビジネス学科の大学院を優秀な成績で卒業した財務先客のテクノラクターたち(MBA=米英大学院ビジネス修士)が経営を近代化するために大量に雇用されていた時代のことです。
 
MBA取得者にとって、クルマづくりは、利益を生むための有効な手段のひとつに過ぎなかったのです。その結果、職人や技師の油まみれの努力は生産性を低下させる弊害と評するようになった・・・ と、このように書かれたレポートが、アメリカの自動車産業 減退化の理由であると、私たちマーケティング業界の中で飛び交うことになりました。
 
それは、その企業が、自分の会社のお客様を喜ばせるために、良い商品をつくることに腕を振るった結果、利益が上がる・・・ というのではなく、その逆の 自分の会社の利益を上げるために 効率を優先した(少々 手を抜いた)商品を作っている・・・ 

そういうイメージを与えたブランドや企業は「死に体」になってしまっている・・・という内容でした。( Look East (日本に学べ)というタイトルのレーポートです)
 
ほんの少しの差のように映りますが、出来上がってきた商品を見比べると、その差は歴然としています。言ってみれば、ここで生まれてくる「気持ちの微差」が生み出す「絶対的な差」が「メイドインジャパン」と、他の国で作った商品の「歴然とした差」だと言い切っても良いだろうと思います。
 
結局のところ、企業は生産設備などのハード面をはぎ取って考えた時、そこに残る核心的なものは「良い商品やサービス」を、狂おしく「お客さんの期待に応えたい」「良い商品を作りたい」「お客さんに良い商品を提供したい」という「情熱があるか、ないか」を問われていることになります。
 
日本の歴代の大商人の家訓や社是を見る限り、こちらがビックリするようなトリッキーな「ありがたい財テクの秘法」は見当たりません。

あるのは「本葉の生業」を太くする智恵と 諫めの言葉 ばかりです。しかしながら、この「かび臭い教え」が 世界のシンクタンクのノウハウを越えているから 面白いのです。
 
企業経営は「人」で決まる・・・ まさに、そこには「お客さんが喜んでくださるなら・・・」という、狂おしいほどの「情熱」が存在しているかどうか・・・ ここで企業の未来が全て決まってしまう・・・ そのように言い切って良いと思わずにはいられないのです。

そして、この気持ちのことを「マーケティング」というのだろうと思うのです。
 
ここで、お断りというか 言い訳というか・・・ 証券会社の中にも色々な会社があります。私の仲の良い友人の経営している地方の M証券会社は「スロートレード」を推奨しています。

スロートレードとは「自分の会社のお客様を喜ばせるために、良い商品をつくることに腕を振るった結果、利益が上がる できれば地元の企業に気長に投資しようじゃないか」という考え方・・・
 
本当に「証券」のことを深く深く学んだ達人は、こういった境地に至るわけです。繰り返しますが、私は「ファンド」や「証券取引」が 何もかも悪いこと・・・と言っているわけではありません。

「先義 後利」こそが儲かる方針、「先利 後用」は結局ソンをする・・・ そう申し上げているのです。




ホンキで売上を上げたいのであれば、ここに紹介したノウハウの詳細をゆっくりと読んでいただければ・・・ そのように思います。ホンキで解説していますから、とっても長文ですよ・・・

「商売上手の共通項紹介 シリーズ投稿」

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