「加納 光」の Blog

「マーケティング」に関するメモ



2016.06.01

商人の道

By Kanou Hikaru

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「近江商人の軌跡」

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先日、知人から「加納さんって、時代劇とか 時代物の小説とか そういうものが大好きなんですね。いつも、マーケティングの専門書 か 歴史小説を読んでいるイメージがあります。

歴女 ならぬ 歴オヂサン なんですね。ちなみに・・・好きな戦国武将は誰ですか?」と質問を受けました。

正直、歴史に興味があるわけじゃありません。武将がどうの・・・というのも、ほとんど、いいえ まったく興味がありません。

とはいえ「天皇の料理人」「マッサン」などのドラマは夢中になって見てしまいます。私は「商売で成功している人の話」「商売で成功した人の話」が大好きなのです。

つまり「マーケティングの話」が大好き・・・ということでしかないのです。

時代劇や時代小説というのは、その時代の価値観や社会背景を把握するのに、本当に役に立ちます。時代が変われば社会背景も価値観も変わります。

とはいえ、今とは違う社会背景で、その当時の価値観の中、大成功をおさめた「儲かっていた商売」があり、そこには「商売の手法=マーケティング」が存在しているわけです。

たとえば・・・ 江戸時代〜明治時代の三大近江商人という話・・・ こんな話をして「食いついてくる人」は「マーケティング マニアの人だけ」だと思います。

しかしながら、私は、そういう「商人の成功談や失敗談」から生まれる「今の時代にも通じる不変のマーケティング ノウハウ=商法」を知ることが大好きな「商法バカ」「商法マニア」なのです。

この時代の有名な近江商人は、今の時代に残る「伊藤忠」「丸紅」という二大商社を生んだ「伊藤忠兵衛」、そして、当時は大繁栄をしながら、この時代には跡形も残せなかった戦国時代からの歴史を持ち合わせた「日野屋」の「中井源左衛門」、さらに、この時代にも 当時の規模で活躍を続ける企業・・・「丁吟」の「小林吟右衛門」・・・

こういう人の「残した豪邸跡」などを見に「近江」に足を運んだりするわけです。しかし、建物を見ただけでは、その「価値」が全くわからない・・・ 

なので、その人物が活躍した時代のことを学ぶために歴史小説などを読み「こういう価値観の時代に、こういう形で成功したんだよなぁ・・・」などと思いはせながら、そういう「豪邸跡」を見るとワクワクが止まらなくなる・・・

とまぁ、普通の人とは「笑いのツボ」というか「興味のツボ」がズレてしまっているわけです。確かに、今 会社として存続しているか、存続していないか・・・ ということも大切なポイントではありますが・・・ 

私にとっては「創業者が大成功をおさめた人物だった」ということの方が大切に思えます。「どんな風に創業者が事業を成功させたのか?」に興味の焦点が集まってしまうのです。

滋賀県の湖東町に「小林吟右衛門」の居宅があります。今は財団法人「近江商人郷土館」という名前になって、当時の関係資料がいっぱい展示してあります。

来場される方々は、展示してある古書などの資料に興味のある「歴史研究をされている学者先生ばかり」と聞きましたが、私は、そういう感覚で、その場所を訪れたりはしません。

「丁吟商店」と書かれた「金看板」や、機能性いっぱいの「箱階段」などを見て「やっぱり商売で成功する人はカンバンやブランドマークを大切にしたんだなぁ」とか・・・

「やっぱり成功する人は、いちいち効率性を重視するんだなぁ」とか・・・

重たい蔵の扉の下に付けられた「滑車」や、防犯装置(竹が紐にくくられて 音が鳴り響くようなもの)」を見て「これが この時代の最新器機なんだなぁ」と、1人で盛り上がっているわけです。

郷土館には 桜田門外の大事件、井伊直弼 惨殺の「その時の状況を明確に伝える文書」が残っていたりするのです。

その文書が井伊家の江戸屋敷から彦根城に事件の真相が伝わる前に、丁吟から情報がお城に届けられたことで、藩として状況の変改に適確に対応することができた・・・ 

こんな説明書きを読むとワクワクします。全国に張り巡らされた情報網の確実さや迅速さが証明されているからです。

その「小林吟右衛門」の残した「商法の極意」が「扇子商法」・・・ 扇子は暑い時には広げ、普段は懐にたたんで入れておくべきものです。

当時「商売の神様」と呼ばれた「小林吟右衛門」は「商売は常にフルスロットルで仕事を進めるのは非効率だ」と言っていたのです。

扇子は開いたり綴じたりするからこそ「価値」があり、それは「いざという時」のために用意しておくべきもの・・・ いつも気張りすぎはよろしくない。

普段は「謙虚」「質素」に徹するべき・・・ そのようなことを「商家の家訓」にしていたわけです。小林吟右衛門の逸話にこのようなものがあります。

ある時、家族の1人が「夜食用に・・・」と「干しイワシ」を買って来た・・・ それを見た「吟右衛門」が、家族に向かって「なんともったいない金の使い方をするんだ。

そういうムダ銭は一銭も使うんじゃない」と烈火の如く怒った・・・ そこに「400両」もの大金を盗まれて落ち込んで帰ってきた行商の番頭・・・

「吟右衛門」は、その番頭の話を聞き、ニコニコと「そりゃぁ大変だったなぁ・・・ ごくろう、ごくろう・・・」と番頭をねぎらって平然としていた・・・ 要するに、普段からの蓄えは、こうした「不慮の事故のためにある」・・・ という哲学を貫いた人だったわけです。

そして、この逸話が「関西の全ての商人の その後の規範になった」・・・というから凄いじゃないですか・・・

さらに、この話には続きがあります。この「扇子商法」を別の言葉で表現したのが、昭和の商売の神様「松下幸之助」でした。

松下幸之助は、この考え方を「商売のコツは、雨が降ったら傘をさすこと」と表現したのです。

マーケティングにしか興味がないため「武将がどうの・・・」という 政治の話になっても、ちっとも興味がわきませんが、こういう 商売で成功した人の哲学や生き様の逸話 には、つい熱中してしまうのです。

日本のマーケティングを研究している人であれば、誰でも知っている「松下幸之助 翁」の「雨が降ったら傘をさす」・・・ という言葉には、何百年もの間 成功を証明してきたバックボーンがあって、そのバックボーンとなった旧家を自分の目で見ることができる・・・ なんて話に「時間という軸を越えたロマン」を感じてしまうのです。




ホンキで売上を上げたいのであれば、ここに紹介したノウハウの詳細をゆっくりと読んでいただければ・・・ そのように思います。ホンキで解説していますから、とっても長文ですよ・・・

「商売上手の共通項紹介 シリーズ投稿」

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