「加納 光」の Blog
「ふと感じたこと」
2016.03.15
先生に習ったこと
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幼稚園の「砂場」で先生に習ったこと、やっていますか?
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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」言わば「うまくいく勉強会の せんせぇ」という仕事をしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。
「学校という社会」と「仕事をする組織という社会」では、その価値観が大きく違っています。しかしながら冷静になってよく観察してみると「仕事をする組織という社会の価値観」は、幼稚園の時代に幼稚園の先生が言っていたような話ばかりがクローズアップされるのです。
仕事の世界で、みなさんが思っている以上に強く評価されてしまうポイントが3つあります。ひとつ目が「うらおもて」がないようにすること。これは単純明快に「その場限りのテキトーな言葉」を使ってしまうとビックリするほど自分の評価が下がってしまうということです。
自分ではよく理解できないこと、たいしたことではないと思っているようなことで、上司や先輩が怒っている時に、とりあえず怒っている上司を「やりすごそう」として「その場限りのテキトーな発言」をすると「言ったのなら必ずそうしなさい」と言われます。
そこで、また「テキトーな発言」をすると、上司や先輩は、あなたが組織に在籍している限り、永遠に、その「テキトーな発言」を「絶対的な約束」として覚えているのです。「上司や先輩との約束」は「契約」とイコールです。イイカゲンな契約をすると、自分が大変なことになってしまうのです。
2つ目は「脅し」です。上司や先輩が自分の思い通りに動いてくれないから・・・と「パワハラだと訴えてやる」とか「辞めてやる」・・・ などという「脅し」をかける人もいるようです。学校時代に、先生に「脅し」をかけて「手抜き」をする味をしめている人に多いようですが・・・ これを仕事の世界でやると「ジ・エンド」です。
組織の一員として仲間入りした自分が、就職活動の時に「やるべきことは、しっかりとやります」と宣言した以上、その宣言は、その組織に在籍している限り、絶対的な「約束ごと」となります。上司や先輩が「自分に手抜きをさせてくれないから」といって「脅し」をかけると「それ、おまえの手抜きだろう?」とチェックが入るだけ・・・
世の中は不景気です。そして「組織」は「全員が公平に汗をかくこと、努力をすること」で成り立っています。手抜きをしておいて、モンクを言う仲間など、どんな組織にも必要ないのです。これは、全ての組織で同じです。その組織だけの問題ではありません。どこに勤めても同じなのです。
そして3つ目が「見て見ぬふりをすること」です。やってはならないことをしている人を見かけた時に「自分には関係ない・・・」と「見て見ぬふり」をする・・・ こういう人は「組織に必要ない人」と評価されます。逆に「注意された時に、あなたには関係ないだろう?」と言い張るのも同じです。
組織で動くために「規律」というものが存在しています。「規律」というものは「かつて誰かが大失敗をしたからこそ生まれたルール」であり「その組織に属している人が2度と同じ失敗をしないための決まりごと」です。それを注意されて「自分は、規律を守らない」と言う人は、組織に必要ない人と評価されるのが組織のルールなのです。
幼稚園の先生に「ウソをついてはいけません」と教えられたことはありませんか? 「わがままを言ってはいけません」と教えられたことはありませんか? 「友だちを大切にしなさい」と教えられたことはありませんか? 社会のルールは「幼稚園」で習っていたことばかりです。
上司が怒るツボは「言ったことと、行動が違っている」ということ。「自分の手抜きを正当化しようとする」こと。「仲間がテキトーなことをしている時に、見て見ぬふりをする」こと。この3つだけです。そして、これが上司が大爆発する地雷でもあるのです。
仕事は「組織ありき」で成り立っています。組織=「仲間ありき」で成り立っている・・・ということを先輩も上司も充分理解しています。「頭でわかること」と「身体で覚えること」は、何千倍も開きがあります。仕事は勉強ほどラクではありません。タイヘンだからお金をいただくことができるのです。
この話・・・ 上司や先輩も学校の先生と変わりはないだろう・・・と甘い考えで動き自分の評価を落してしまった経験があり、その後「ウソをつかない」「我がままをいわない」「友だちを大切にする」ということにこだわった行動に変えたことで、自分の評価が上がった・・・という経験がある大人にしか共感できない話かもしれません。
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