「加納 光」の Blog

「徒然に思うこと」




2016.05.03

挨拶

By Kanou Hikaru


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くだらないこと を無視するのは くだらない


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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」言わば「うまくいく勉強会の せんせぇ」という仕事をしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。

最近の若い人は、我慢強さが無く、気位が高く、我が強く、そういうことを注意すると、すぐにヘソを曲げる・・・などというベテランが大勢います。問題は、そういう人が「悪いこと」を「それは悪いことだ」と注意をしないこと、「悪いこと」を「自分が面倒になることを避けるため」に許し、さらには「ホメる人」さえいます。

若い人に伝えたいことは「それが普通だと思わないほうが良い」ということです。そして、ベテランの方々に伝えたいことは「若い人はキチンと理解できるように説明すれば、反省するべきことを反省できる能力がある」ということです。若い人たちは「本気で取り組むこと」を「カッコ良くない」「美しくない」というカン違いが染み込んでいます。

若い人たちに伝えたいことは「本気で取り組む」ことこそが「生きる術」であり「仕事の本質」であるということ・・・ 仕事は勉強とは別のものです。勉強ならば、お金を払って「自分がお客さん」になって、なるだけラクをして、トクする方法を見出すことができます。しかし、仕事は「ラクをさせた相手」「トクをさせた相手」からお礼を頂くものです。

さらに、多くの会社が「最先端のもの」を作り出し、お客さんを「ラクさせよう」「トクさせよう」と競争をしています。学校の勉強のように「模範解答」がありません。「最先端のもの」を「最先端の手法」で提供できない会社は負けていきます。

学校の勉強には「模範解答」がありますから、その「模範解答」に自分の答を近づければ良かった・・・ ところが、会社の仕事には「最先端のもの」を「最先端のかたち」でお客さんに届けようとする「手抜きなどしない、常に本気の人たちの集団=会社」が正解・・・ 手抜きをして「時代遅れになってしまう人たちの集団=会社」は負け・・・というルールしかありません。

仕事は「本当に頭の良いベテランの大先輩たち」が「優秀な頭脳」を駆使して「トータル損」をしないように一番効率の良い形で動かそうとしています。先々のコトまで充分に考え「最良の形」を想定して、逆算して「今」を動く・・・ 今、面倒でも後でラクできる、トクできるなら、そっちのほうが「トータルで得をする」・・・というのが仕事の大原則です。

「その場限り」「その時だけ」良ければ良いではないか・・・という風に考えた大人たちが、若い人がスネるのをやめさせようとして、ごまかしたり、姑息な手段で「その場」をしのごうとする。そういう「誠実さのない対応」が「ウソであること」=「後々何十年もトータルでソンをすること」を若い人も理解しておかなければならないように思います。そういう大人は仕事ができない評価が低い人たちだからです。

また大人の中には「速攻性」を求める叱りかたをしようと、妙な形で・・・半分冗談を交えて「脅し」をかけたりする・・・ そんなことをすると「伸び伸び育つハズの若者」が、後々、妙に臆病になったりするものです。若い人は、そういう「テキトーな大人」に騙され「妙に居心地の良い場所」に居続けたりすると、後々とってもソンをすることを充分に理解しておく必要があるように思います。

若い人たちが先ず身に付けなければならないことは「感謝の気持ちを込めた挨拶」「感謝の気持ちを込めた返事」「必要なモノをピカピカに磨き上げる掃除」・・・そして「目上の人、先輩・上司に対する正しい敬語」です。「たかが言葉づかいくらい・・・」などと思って対応すると、後々になってビックリするほど日々マイナス評価を受けることになります。

学校では「やらなきゃいけないこと」を「知っている」「わかっている」ということが大切でした。挨拶ができていない時に叱られたら、シブシブでもやれば「それでOK」というのが学校時代のルールだったかもしれません。しかし、仕事では「やってなんぼ」「できていてなんぼ」で評価されます。やって当たり前のことを、そこまでトコトンやるのか・・・という評価以外、仕事の世界に評価基準がないのです。

「挨拶だの、返事だの、掃除だの、敬語だのと・・・いちいちウルサく言う上司だなぁ・・・」と思う上司こそ、使わなくても良いエネルギーを一生懸命に注いで、若い人を守ろうとしている上司です。逆に「挨拶ぐらい良いだろう」「返事くらい良いだろう」・・・と、その場だけ、面倒なことを避けて通る上司ほど、ピンチになった時に守ってなどくれない上司・・・ そこの見極めが重要になります。

この話・・・ 一生懸命に学校時代のノリでガンバっていれば周りから評価されるハズだ・・・と考え、結局、学校時代のノリでやればやるほどコテンパンにされた経験があり、その後「わかるじゃない。できてナンボだ・・・」という感覚に切り変えて、行動を優先したことで、自分の評価が上がった・・・という経験があるベテラン選手にしか共感できない話かもしれません。

しかし「いいね!」をクリックする大人がいらっしゃった時には「このおっちゃんの話・・・まんざらウソでもないんだ・・・」と思ってください。この日記が、仕事が何だか上手くいかない・・・なかなか自分が評価されない・・・と落ち込んでいらっしゃる方々の目にとまることを願って・・・
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まず 売れる人を 育てる
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