「加納 光」の Blog

「徒然に思うこと」



2016.06.15

社会科学

By Kanou Hikaru

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西洋の成功理論が日本で通用しにくい理由

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日本の大学院に西洋の国から留学してきた女子学生さんから、こんな話を聞いたことがあります。

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「私たち、女子学生が、身体を提供して、良い点をもらい、多額の奨学金を手に入れるなどというウワサはたくさんありますし、ごく身近に、そういう人がいるのも事実です。
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講義を欠席した友人にはノートを見せないようにするなんてことは当たり前で、テスト前になると、図書館からコースの関係のある参考文献などを1人が借り切ってしまって、他の人に見せないようにする・・・
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などといったことは、日常茶飯事に起こっている。日本は逆だ・・・最初はビックリしたし、この感覚に慣れるまでに、半年以上かかった。」
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それほど「西洋」というものは「土地が痩せていた」という「歴史」を背負って、今の社会が成り立っているようです。
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そもそも「西洋の言葉」自体、「人間が科学的に作ったもの」だからこそ「26文字の記号の組合せ」で成り立っているのです。
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逆に、日本を歴史的にさかのぼって見てみると、日本という風土が、どれだけ自然に恵まれた国だったか・・・ということがわかってきます。
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西洋で「食料を得るために」つまり「生きるために」は「自然を克服するか」「他人からかすめ取るか」しか方法がない・・・ということをやっていた2500年前・・・
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日本では「食料を得る」ために「農耕を行う村」が誕生し「集団」で「米作り」を始めました。それだけ土地が肥沃で自然に恵まれていたのです。
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日本では「村を追い出されること」が「食べ物を失うこと」とイコールになりました。つまり「仲良くしないと飯が喰えない」という状態が作られたのです。
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そうやって日本では「食料を得るために」つまり「生きるために」は「自然のチカラを活用するか」「他人と分け合う」ことで「村の一員として生きる」という価値観が生まれたのです。
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日本には、いたるところに「神社」があり、色々な「自然」が奉られています。さらに、言葉自体、一文字一文字が「自然にあるものの模写」で成り立っています。
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そのことは「庭園」などを見るとよく理解できると思います。西洋の庭園は「直線、丸、三角、四角」といった「人工的な図形」を用いて「人工的に自然を克服する形」で作られています。
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しかし、日本庭園というものは「自然の姿を、そのまま写す」という形を「美しい」としてきた文化があります。そこには「自然克服」「個人主義」の西洋と、「自然崇拝」「村(集団)主義」の日本との大きな価値観の違いがあるのです。
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日本人には「自然を克服することに対するエネルギー」が、西洋人ほどありません。西洋人が「宇宙にロケットを飛ばすための科学に没頭する」には、こういう歴史的背景があったのです。
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しかし日本には「集団で生き延びる知恵」というものが育ってきます。西洋が「自然科学」の文化を育んできた中で、日本では「社会科学(仲良く生きる)」というものが発達していきました。
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これが後に、100年企業である「トヨタ」や「Panasonic」が世界の企業となる根源となっていくのです。日本における「成功するための組織論」は世界的に見ても群を抜いて 成熟された 最高峰のノウハウです。そこに「個人主義の西洋の成功法則」を持って入っても なかなかうまくいかない・・・
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これが 日本で なかなか「西洋の成功法則」や「西洋式の組織論」「西洋式の戦略」がうまくいかない理由です。次回、もう少し 詳しく説明してみたい・・・ そのように思っています。

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